現在、岐阜県多治見市で、NPO「まちづくりITプロジェクト」の事業として地域SNS「たじみシニアSNS」、「たじみ市民SNS」の運営を始めています
地域SNSについての解説を書いて欲しいと言う要望もあったので、改めて、なぜ?なんのために?地域SNSを始めたのか?経過や考え方を含めて書いて、今後の展開について考えて見たいと思います。
多治見という地方都市の中での活動であり、個人的思い(頑固?偏見?)も強く、視野の狭い発言もあるかも知れませんが、割り引いて読んで下さい。書きすぎたら、適宜、訂正します。
また、私の話は市民、ITボランティア、行政からも訳が分からないと言われています。今回、原稿の依頼を受けた「かがやき世代の会」のN氏は、私の話を理解し、協力してくれる数少ない一人です。
「なぜ?なんのために?地域SNSを始めたのか?」に一言で答えれば、「地域コミュニティを作るため、地域コミュニティを活性化するため、地域活性化のため」「地域コミュニティが消えつつあるから」ということになります。
しかし、その話をする前に、地域コミュニティとは何か、地域SNSとは何かについて、大まかなイメージを共有する必要があります。皆さんの問題意識と照らし合わせながら読んでみて下さい。
以下、Wikipedia から引用します。
「地域コミュニティ」
「地域コミュニティ(ちいきこみゅにてぃ)とは、地域住民が生活している場所、すなわち消費、生産,労働、教育、衛生・医療、遊び、スポーツ、芸能、祭りに関わり合いながら、住民相互の交流が行われている地域社会、あるいはそのような住民の集団を指す。コミュニティという総称には、市町村などの地方自治体、地域を越えて連携した非営利組織などの集団、インターネット上で連絡を取り合う集団なども含まれる。そこで、地域社会の現地住民が集団の構成要素であるコミュニティを、特に地域コミュニティと定義し、行政、地域を越えた連携と連絡を基盤としたその他のコミュニティと区別する。
日本の共同体は、村落に居住する住民を構成員とする集団であり、伝統的、歴史的な地域コミュニティといえる。ただし、共同体は、構成員を拘束する規範が強いとされ、合意、契約を基盤とするコミュニティとは異なるとの見解もある。
地域コミュニティは、地域内に居住する住民相互の情報共有あるいは情報の対称性を特徴とし、住民相互の信頼関係が築かれている。信頼関係は、協力関係を生むが、競争や対立も内包している。しかし、構成員の個別利益や共同利益を過度に侵害することはしない。この点では、モラル・ハザードや過当競争は抑制されていると考えられる。つまり、地域コミュニティには、構成員の住民の相互利益を維持する規範が存在するといえる。
日本にあっては、少子高齢化に伴う子育て支援、老人の介護、障害者の自立支援など社会保障の問題,あるいは企業の社会的責任を巡って、地域社会と企業の共生の問題として、地域コミュニティの形成とその重要性が議論されている。地域コミュニティは、人間性を回復して、自律型の地域社会をつくる基盤であり、人々のニーズを地域情報化することで、参加型の持続可能な開発につながるともされる。
このように、地域コミュニティの住民が相互の生活保障に配慮しつつ、地域活性化に積極的にかかわっているのであって、地域コミュニティを持続可能な開発の担い手、草の根民活として位置づけることも可能である。
日本における地域コミュニティは、市町村の地区単位で組織化されており、町内会或いは自治会として存在する。しかし、マンションの増加や転勤族の増加に伴い、これら既存のコミュニティに加入したり参加する者は減少傾向である。一方で、特定の地域問題において社会貢献を目指すNPOや市民グループなどのテーマ・コミュニティが活発であったり、匿名かつ責任や危険やコストの発生しない気軽な交流空間としてインターネット・コミュニティが盛んになるなど、コミュニティのあり方も多様化しつつある。 故に今日の地域再生の論議では、こうした地域コミュニティにおける新旧住民或いはコミュニティの相互関係の構築が大きな課題のひとつとなっている。」
再び、Wikipedia からSNSについて引用します。
「SNS」
「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(英語: Social Network Service, SNS)は、社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービスの事である。
日本ではmixiが有名で紹介制を取っていることから、「SNSは紹介制」と誤解を受けるが、「社会的ネットワークをインターネット上で構築する」ものがSNSであって、その構築のためには紹介制だけでなく希望者の登録制など幾つかの仕組みがあり、そのサービス内容によりモデル分類される。
広義的には、社会的ネットワークの構築の出来るサービスやWebサイトであれば、ソーシャル・ネットワーキング・サービスまたはソーシャル・ネットワーキング・サイトと定義される。この為、コメントやトラックバックなどのコミュニケーション機能を有しているブログも広義的にはSNSに含まれる。
狭義的には、ソーシャル・ネットワーキング・サービスとは人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービスと定義される。あるいはそういったサービスを提供するWebサイトも含まれる。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの主目的は、人と人とのコミュニケーションにある。友人・知人間のコミュニケーションを促進する手段や場、あるいは趣味や嗜好、居住地域、出身校、「友人の友人」といった自身と直接関係のない他人との繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供している。人の繋がりを重視して「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスが多いが、最近では誰でも自由に登録できるサービスも増えている。
代表的なソーシャル・ネットワーキング・サービスとして日本最大の会員数を持つmixi、世界最大の会員数を持つMySpaceがある。
熊本県八代市が運営するごろっとやっちろを皮切りに自治体や非営利団体・企業等が運営する地域SNSも各地で立ち上がっている。
コミュニティが巨大化してゆく事で、例え外部要因であっても何か事が起きれば「祭り」が発生してしまったり、匿名性を高くできるものでは、内容面で俗にいう「2ちゃんねる化」が起きる、この他にもブログや2ちゃんねるなども含めた広範囲なインターネットコミュニティによる情報の拡散を利用した恣意的な情報操作が仕組まれたり、mixiコミュ二ティー管理人への疑念を議論する場面も見られる。また、管理人の権限で排除する姿勢を批判する声も大きい。地縁による結びつきが大きい地域コミュニティなどでは政治的な意図などを持つ者によりコミュニティが混乱させられるケースもあるなど、SNS文化が巨大化するに連れて運営のリスク要因も増加している。この為、SNSコミュニティの質的な維持の為に、機能・サービスの拡充の他、より慎重かつ繊細なシステムの管理運営能力が運営会社には要求される状況となっている。」
以上で引用終り
地域SNSとは、地域限定のSNS、地域の人と人をつなぐインターネットコミュニティです。広く言えば、mixi の「多治見ラブ」のような地域コミュニティや「東濃ひろば」も地域SNSですが、私は地域SNSとして、個人情報ではなく、地域情報に重点を置いた情報発信、交流、共有を目的とする地域SNSを作り、地域コミュニティづくり、地域活性化につなげたいと考えています。もちろん、個人情報と地域情報ははっきり、分けられるものではありませんが、個人情報主体の地域SNSは、漠然とした地域イメージを形成する働きはあるかも知れませんが、住民を社会的な活動に結びつけるような「地域プラットホーム」の役割は難しいと思っています。
私の考えている「地域SNS」とは地縁的なコミュニティではなく、むしろテーマコミュニティであると考えています。
地域のテーマごとのSNSがあって良いと考えていますが、情報の交流、共有のためには、あまり細分化することは好ましくないと思います。
現在、スタートしているのは、次の三つです。
「たじみシニアSNS」主として、シニアIT講習受講者のフォローとシニアコミュニティを作るためと考えています。しかし、アクティブなシニアは一般市民の中に入って行けばよいと思います。
「たじみ市民SNS」市民活動グループや地域情報発信一般市民用。
「たじみ福祉SNS」障がい者同志やボランティアとの交流用。準備中。
「地区SNS」校区や公民館中心のSNSを考えています。
これらの地域SNSの機能として、次の三つを考えています。
@ 地域イメージの形成 自慢できる、愛着を感じるまちのイメージづくり。
A 地域プラットホーム 地域活動、協働の舞台づくり。
B 地域アーカイブス 地域情報、財産の記録、発信、保存。
また、地域SNS単独ではなく、地域サロン、地域スクールの三位一体活動として実施すべきであると考えています。
多治見市のスローガン「ひとが元気!まちが元気!」を市民として具体化する活動として「たじみ元気コミュニティ」を推進したいと考えていますが、次の三つの三位一体コミュニティ活動として実施します。
@ 元気SNS インターネットコミュニティ
A 元気サロン リアル(実際の)コミュニティ
B 元気スクール ラーニング(地域学習)コミュニティ、元気IT講習
以上。
「たじみ元気コミュニティ」活動はITの活用による地域活性化を目指します。
次回は、地域コミュニティとITとの関連について書きます。
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